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ボクは、
彼女がとても羨ましかった。
……リートも、
きっと羨ましいんだろうな。
《「まだ自分のシープとクロス
してない生徒は…」》
ボクは、校長先生の方に視線を戻す。
《「最後まで決して…諦めず、
頑張って下さい…」》
―――まだ3分の1の生徒は、
自分のシープを見つけられて
いない。
リートも話を止め、
校長先生の方を見上げた。
《「正午には…此処に集まり
ましょう……」》
―――――そして、ボクは……
《「それでは……解散」》
――――――――その一人だ。
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