美濃平定後

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それから、神鬼と斬鬼に八島弥十郎の周りを調べるようにと政輝は命を出した。 政輝[→]神鬼、斬鬼頼むぞ。 神鬼[→]は。 斬鬼[→]お任せあれ。 神鬼、斬鬼は命を受けるなり瞬く間にその場を立ち去った。 その頃、信長は浅井家の浅井長政と信長の妹織田市の婚約成立に奔走していた。 (岐阜城) 勝家[→]殿、誠に浅井家にお市様を嫁がせるのでありますか。 信長[→]ああ、何か不満でもあるのか。 勝家[→]い、いいえ。 勝家はひそかに市に心を寄せていたので心苦しかったが主の天下統一のために真な気持ちを押し潰していた。
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