紙コップ

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亜夢は紙コップを2つ取りだし1つを拓に渡した。   「糸電話だよ。天国に行っても話せるようにね」   「でも、糸は・・・・・」   拓が亜夢に聞こうとしたが、亜夢が小指を立ててる事に気づきちょっと照れた感じに 「そっか。それならどこでも話せるね」 と答えた。   僕はそう言い亜夢を強く抱きしめた。   -たぶんこれが最後だろう・・・・-     「愛してる。ずっと・・・・100年経ったって・・・ずっと・・・・」   亜夢にそう告げ拓はどこかへ行ってしまった。       遠い遠い・・・・・けして手に届かない場所へ・・・・・・     亜夢はいつまでも拓を抱きしめたいた・・・・                 ---また明日ね・・・拓・・・      
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