えぴそぉど Ⅴ

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「真子ちゃんが謝ろうなんて珍しいね~!なんてゆうか、子どもみたいな悩みだね」 ルミはケタケタと笑いながら真子の背中をバシバシ叩いた 「人が真剣に話したのに」 真子はブスッと口をとがらせた 「まぁまぁ、ゴメンなさいなんて言ってしまったら後は『なんだこんなもんか』ってかんじだよ?挨拶みたいなもんだって思ったら簡単、簡単!」 今度は真子の背中を優しく叩いてルミが明るく言った 「挨拶って…」 真子はハァっと深くため息をつく 「湿っぽいなぁ…気晴らしに明日パァと遊びに行こうよ!渋谷行く?原宿行く?お台場行く?」 ルミは人懐っこい笑顔で真子に笑いかけた 真子はそんなルミを見てフッと顔が緩んだ 「ルミちゃんが遊びに行きたいんじゃないの?」 「おぉ、さすが真子ちゃん、正解!久しぶりに真子ちゃん達遊びに来たんだもん、どっか行きたいじゃん」 ルミがエヘッとウインクをしておどけてみせた 「いいよ、みんなで遊びに行こう?場所はルミちゃんにまかせるよ」 ルミはやったぁと叫んで妹達のほうへと飛んで行った ウジウジしたってしょうがないか パァっと遊んで勢いで電話かけてやろう 真子は携帯を眺めながら覚悟を決めた
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