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何もする事が無いので自分自身が入った骨壷の前に立ち続ける…
これで一つの人生が終わった…
『あなたの人生の査定が終わりました。』
不意に声をかけられ無くなったはずの心臓が飛び出す程驚いた。
ちなみにこれはただの比喩である。
『人生の査定?』
激しく脈打っている様に感じる自分の幽体を無視して問い掛ける。
『あなたは今回カルマを一つも達する事が出来なかった様です。
なので次の肉体所有に向けて少し魂を浄化させる事に決定しました』
カルマ?
魂を浄化?
いきなり現れた男の口からは、今の俺には分からない単語が吐き出された。
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