一話

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背が高く、髭もきちんと整えられていて、とびきり格好いいとは言えないがこの学校の教員の中では確実に一番だ。 だから、西野先生は女子に人気があった。 その西野先生に彼氏がいるということは、そういうことなんだろう、と、どこか冷静な頭が呟いた。 「驚いた?全然見えないよね。クールっぽいし。確かに彼女いそうには見えなかったけど…」 「…気持ち悪い…?」 「ん?」 「…何でもない!私、こっちの道だから、」 「あ、じゃあね柚奈。また明日」 「うん。ばいばい透子ちゃん」
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