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夕焼け燃える静かな紫暮時
一番星が僕の存在を照らしている
まるで僕にだけ輝いているかのように
アスファルトに座込んだ僕に、そっと微笑みかけてくる
紫暮れていく世界に
置き去りにされた
静寂の世界に思いを馳せる
美しい景色に君を思い浮かべる
何かをする時にも、君を心に浮かべてみる
何か迷った時にも、君を心に浮かべてみる
正しいこと、そうでないこと、勇気をふり絞らなくてはならない時
僕は心に君を浮かべてみる
君ならどうするだろう?
君なら…
すると自然に進むべき道が照らされるんだ。
星に君を浮かべる
花に君を浮かべる
あらゆるものに君を浮かべてみる
心が澄み渡り、笑顔がこぼれる
アスファルトに座込んで
君を浮かべる
あらゆる景色に君が溢れてる
ゆっくりと世界が回り始める。
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