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気がつき目を開けると湯舟に浸かっていた。
「えっ?」
「気がついたか」
後ろを振り向くと信一がいて、抱き抱えるようにして一緒に入っていた。
「かわいいな優也…」
首すじにキスをしていく。
「信一くすぐったいよ」
クスクスと笑いながら軽く暴れてみる。
「久しぶりだな…優也と風呂に入るなんて」
「小学校以来だよ」
暴れるのをやめ信一と向かい合うように座り直した。
「ねぇ信一?」
「ん?」
首をかしげ優しく微笑んでくれた。
「目閉じて」
素直に閉じてくれた信一に向かってお湯をかけた。
「うわぁっ…キスするんじゃないのかよ」
「あっかんべー」
クスクス笑う優也に仕返しのように信一はキスをした。
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