01 始まり

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    『やっぱ  こいつ処女じゃねぇよ  超キモチー!!』         名前なんてわからない         ただ3年生だというのは バッヂの色でわかった         『おい、  我慢出来ねぇよ  なぁ、早く変われよ』     『待ってろよ、まだだょ』          薄暗い倉庫の中で ギシギシと音をたて 腰をふるヤツに   もう1人が 苛立ち出していた         『あぁ、おい!!  口開けろよ!  突っ込むまで俺のしゃぶれや』         あたしの口いっぱいに もう1人のモノが入ってきた         『ぶはっ!こいつすげえ!  マジ舌やべぇよ!!』         あたしはもがきながら   ヤツらをイカセようとしていた         そう、 これはレイプなんかじゃない         乱暴に 躰(カラダ)をもて遊ばれながらも   ヤツらの肌のぬくもりが     あたしの心を 安堵(あんど)へと 導いていたから……    
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