最初で最後の第一話

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  ξ゚⊿゚)ξ「けど、早かったわね本当」   (;*゚ー゚)「あの後全力で走るんだよ……ギコ君ったら」   (*,,゚Д゚)「絶ww好www調wwwww」     良く言えば泥酔。 悪く言えば馬鹿なギコは当然のごとく、しぃに後頭部を叩かれ悶絶する。     (*゚ー゚)「あ、ツンちゃん。これお土産ー」   ξ*゚⊿゚)ξ「うん? ……あ、ポアールのケーキだ! しぃちゃんありがとー!」   (メ,,゚Д゚)「う、え、うぇ。気持ちわ――ヴ」   ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、洗面所ー!!」   (;*゚ー゚)「ケーキ逃げてー!!」     無茶を言うしぃを尻目にツンは、酔っ払いの脇を後ろから掴み洗面所へと運ぶ。   ギコの身体のあちこちが家具や柱にブチ当たろうがお構い無しに、である。   ここまでくると、洗面所に到達してからも背中を優しく摩るなどといった人道的行為は見られるべくもなく。 ただ排水口に頭を突っ込ませ、リバースされたものを見ないように元来た部屋へと帰るだけである。 酔っ払いへの対処など、所詮この程度なのだ。  
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