最初で最後の第一話

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  ξ゚⊿゚)ξ「……。さっ、じゃお姉ちゃんも頂こうかなっ」   (*゚ー゚)「……うん、なら私はお茶煎れるね。紅茶で良いかな?」   ξ*゚⊿゚)ξ「ありがとー、私の中でしぃ株が鰻昇りだわー」   (*゚ー゚)「ふふ。あとギコ君に渋くて渋い渋茶用意してきまーす」     お仏壇へ合掌を済ませた二人は、思い思いの行動に移る。   その直前、ツンは何気なく、もう一度弟の為に供えたケーキを見やり瞳を細めた。 ξ゚⊿゚)ξ(……元気でやってないと承知しないからね、ホライゾン。大好きなケーキよりも、大好きなんだから――)     願望というには、強すぎで。 脅迫というには、暖かすぎる。   そんなささやかな考えは、例え届くことの無いものでも、しかし。 生者に対しては、時に何物にも劣らない気力になり得る筈だから。   ツンは辞めない。 執着とは違う。 未練とはかけ離れた、一つの交流を。   それはこれからも、変わることは決して無い、『宝物』なのだろう。     (メ,, Д )「ゥおぉえェェェェェェッッ!!」           ――fin.  
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