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ξ゚⊿゚)ξ「……。さっ、じゃお姉ちゃんも頂こうかなっ」
(*゚ー゚)「……うん、なら私はお茶煎れるね。紅茶で良いかな?」
ξ*゚⊿゚)ξ「ありがとー、私の中でしぃ株が鰻昇りだわー」
(*゚ー゚)「ふふ。あとギコ君に渋くて渋い渋茶用意してきまーす」
お仏壇へ合掌を済ませた二人は、思い思いの行動に移る。
その直前、ツンは何気なく、もう一度弟の為に供えたケーキを見やり瞳を細めた。
ξ゚⊿゚)ξ(……元気でやってないと承知しないからね、ホライゾン。大好きなケーキよりも、大好きなんだから――)
願望というには、強すぎで。
脅迫というには、暖かすぎる。
そんなささやかな考えは、例え届くことの無いものでも、しかし。
生者に対しては、時に何物にも劣らない気力になり得る筈だから。
ツンは辞めない。
執着とは違う。
未練とはかけ離れた、一つの交流を。
それはこれからも、変わることは決して無い、『宝物』なのだろう。
(メ,, Д )「ゥおぉえェェェェェェッッ!!」
――fin.
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