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夢見
遠い記憶なのかもしれない
指の間を零れ落ちてゆく、星屑が
きらりきらりと光る毎
わたしはわたしでなくなった
水の中、
おぼれるように
雫の先に光るものを観た
どこか、他人事のよう
それは 希望 かもしれないけど
土の上、
あがくように
瞳がしぼられてゆく
何も、なにも見たくないから
闇に身を委ねて
空の下、
離脱するの
ぎゅうと目を瞑って
意識を沈めて
見えなくなるなんてことはないと
誰もが知っているけれど
零れ落ちた星屑が、眠りの底に浮かぶ
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