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少年「知能が低いコイツらに、脅しはきかないか・・」
そう呟き、何気無く手を上に上げる。
少年『ダークレイン』
すると少年の周りに黒い、漆黒の雨が降り注いだ。
魔獣「ギシャァァ・・・・・」
漆黒の雨に触れた瞬間、魔獣達はまるで灰になったかのように、原型を残さず消えていった。
その結果を見届けた後、手を下ろす少年。
しかし、
「グルルルルゥゥゥ!!!」
さっきと同数、いや、さっきよりも多くの魔獣が、少年を囲む。
そう。既に、少年は今のように、100体以上の魔獣を葬っていたのだが、一向に数を減らす気配がない魔獣に呆れてい所だ。
少年「はぁ。これがBランク?割にあわないな。」
そう呟き、再びダークレインを放つ。
抵抗を許さない圧倒的な威力で魔獣を消し去る。
しかし、何度でも湧いてくる魔獣。
どうしたものかと首を捻る。
少年「・・・!!そういえば、こいつらドッペルハウンドだったっけ。て事は、一匹残らず殲滅させないと無限に蘇るんだった。」
どうするか考えているとき、魔獣の詳しい種族を思い出した様だ。
そして、この状況を打破する方法も。
しかし、この暗闇の中、全てのドッペルハウンドを殲滅させるのは極めて困難であり、気を抜けば、数に押され、危なくなる危険性もあった。
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