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やっと学校の校門の前まで辿り着いた。
「よし!このまま行けばギリギリ─────」
シュッ──────!
「わあっ!?」
俺の目の前を何か黒いモノが通った!
「なんだ……?」
俺はその黒いモノが飛んだ方向を見た。
『ニャ~』
「……に、にゃ~?」
猫だった。
おでこに小さい十字傷がある、黒い猫だった。
「なんだよ~。驚かせるなよ……、ってヤバい!遅れる!」
俺は素早く学校の方に目線を戻し、その場を走り出した。
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