Magic3.― 予感 ―

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            「さて、そろそろ始業式始まるんじゃないか?」             「そうだな~。さっさと集会場に行くか~。」             回りで生徒達が続々と集会場に向かいだしたので、俺たち3人も向かうことにした。                                      向かっている途中、俺は窓の外に目をやった。             「なんか急に暗くなってきてないか?」             外は先程までの晴れ晴れした天気とは一転し、曇りきっていた。             「今日は天気が悪くなるなんて一言も言ってなかったんだが……。」             「雨が降ってきそう……。私、傘持ってきてないよ~。どうしよう!?」            芹沢さんは慌てている。             一成も 『今日の天気予報はあてにならないな』 と天気の不満を言っている。                                      だけど俺は天気の不満よりも、もっと別な“嫌な予感”がした。                                      ……そう。             何か悪い事でも起きるような──────────────             ─────────────────グシャッ!!!!            
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