~2時間目~

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これは……お守り。 これから出会う人も、私の大事な人になるかもしれない。 だって私は、もう虎でも豹でも友達になれるもん。 「おはよー!ばあちゃん」 「お早うございます」 扉を開けて、ばあちゃんに挨拶する。 ばあちゃんも準備万端のようだ。 「アキラちゃんに声かけたぁ?」 「まだ寝とった」 「ん~……じゃあ先に行こうかっ」 ばあちゃんも頷いたので、悪い気もするが、いつものようにアキラちゃんを置いて歩きだす。 窓から見える桜は、いつの間にか花も散り、葉っぱが見え始めていた。 変わることは成長することかしら? そんな考えが頭をよぎる。 私が変われたのは、じいちゃんのおかげ。 じいちゃんのように私も大事な人のもとに行く! だから、最後に…… じいちゃん! ありがとーーー!
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