~3時間目~

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*************** 「はじめまして!ユウです。よろしくお願いします」 ぼくが頭を下げると、みんなが拍手でむかえてくれた。 外国人の先生も、優しそうだし、きっと良いクラスなんだな。 「あ…では……質問あり……ますか?」 先生がそう聞くと、髪の短いお姉さんが手を挙げた。 「年、いくつ~?」 「あっ!8才です」 「おぉ~!若い~」 ぼくが答えると、赤い髪のお兄さんが大げさに驚いた。 なんか笑ってるけど、恐そうだなぁ。 ああいう人のことを、不良って言うんだな、きっと。 「じゃあ、好きな食べ物はぁ?」 白い小さな手を挙げながら、制服に身を包んだ兎さんがたずねた。 兎って……喋るんだっけ? 「オムライスが好きです」 まぁ、いいか。 「……オムライスって、何~?ばあちゃん」 「ほれ、お米が卵に包まれとる料理だべ」 「あっ!ケチャップかけるやつ?」 質問した兎さんが、前の席のおばあちゃんに話しかける。 おばあちゃんも制服着てるから……生徒なんだぁ! 先生かと思った。 なんか変な感じだなぁ。 「で……は、授業を始め……ま…す。ユウ君は……アキラさんとメガネ君の……間に…座ってください」 「はいっ」
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