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「おっ!それ結構おもしろそーじゃねぇ?季節外れの、肝試しみたいで。俺、それなら賛成だわ♪」
声をあげたのは、正樹だった。1番のってこなさそうな正樹の意見だけあって、皆の表情は、なんともいえない、あっけにとられた感じになっていた。
「はぁぁあ??マジかよ!正樹!お前、そーゆー系得意だっけ?
てか、あそこはマジやべーてぇ、確か集団殺人があって封鎖になったんだよな?」
荒々しい声をあげながら、省吾が答えだした。
確かに正樹は、そーゆー系が得意だってことは知っていたせいか、俺は驚きはしなかった。
でも数年前に有名になったその病院の話しを知ってたために俺のなかで、嫌な胸騒ぎを覚えた。
「大丈夫!大丈夫!そーゆーのって、以外と結局何も起こらないもんだからさ」
いつもクールな正樹が珍しく、はしゃいでいるのを見ながら隣で小刻みに震えてる留美に目を向けた。
「どーしたん?まさかもうびびったとか?」
おちょくる感じで省吾が、留美のおでこをつんつんしながら話しだした。
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