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「私は今まで猫のふりをしていたが、本当はデビルキャット、お前の人生をメチャクチャにしてやる!」
……なんて事は、モチロン喋らない、ただ
「にゃ~ん」としか言わないし、姿もそのままで一切怪しい所はない
「こっちゃん今すぐ話したら、明日はネコ缶を買ってあげるから、ねっお願い!」
こっちゃんは付き合いきれないというように、部屋から出て行ってしまった。
「被疑者が黙秘のまま、一階方面へ逃走しました!」
と、絵美ちゃんは独り言を言ったが、誰も答えてはくれなかった。
その時、部屋の中を風が吹き抜けて、日記帳のページがめくれる。
「えっなんなのよこれ?」
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