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絵美ちゃんは風で開かれたページを、しばらく眺めたあと、ため息をつきながらつぶやいた。
「サッパリわからん!」
開かれたページには絵美ちゃんの見た事もない文字が、ページいっぱいに書かれていて、大切な事が書かれていそうなのに、理解できずにベッドに潜り込んだ。
(英語でさえわからないのに、あんなの読めるわけないじゃん!)
また誰かに文句を言いながら、絵美ちゃんは深い眠りについていくのであった。
「絵美ちゃん!起きないと遅刻しちゃうよ」
いつものように茉莉ちゃんが起こしてくれた。
(う~ん眠い、茉莉ちゃんにはいつか仕返ししてやる……)
ものすごい逆恨みをしながら、絵美ちゃんは目を覚ます。
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