古い日記帳

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「ニーハオ!僕はリィです、夢は日本人のお嫁さんをもらって、幸せな家庭を築く事で、この留学でお嫁さんを見つけて、連れて帰りたいです。」 なっなんていう自己紹介だ…… ここを合コン会場かなんかと、勘違いしてないか? 西田先生が焦った顔で、話しを遮った。 「リィ君もう座っていいから、頼むからこのクラスの女子は、連れて帰らないでくれ」 クラス中が笑いに包まれて、授業が始まった。 お昼休みになり、私は葉月ちゃんとお弁当を食べようと、机を向かい合わせにして座る。 「ねぇ絵美ちゃんリィ君て、面白いね」 葉月ちゃんが男の子の話しを、するなんて珍しいな? 「葉月ちゃんリィ君、気に入ったの?」 葉月ちゃんは顔をぶんぶん横に振って、顔を赤くした。
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