プロローグ

3/3
前へ
/74ページ
次へ
さて、もうそろそろ出発しなければ学校に遅刻してしまう。 と、思っていると 🎵🎶🎵 俺の携帯の着メロのカルメンが鳴る。 「誰からだ?げっ、刑事!」 こんな時間帯に電話してくるなんて間違いなく・・・いや寸分の狂いなく厄介な事だ。 ピッ 「おっ慎一か?」 「現在おかけになった電話番号はあなたを魂のベクトルで着信拒否をしています。番号を確認することなくお掛け直ししないで、つーかすんな!」 ブツン ツーツー 「いいんですか?切ってしまって」 「あいつがこんな時間にコンタクトをとろうとするってことは事件に巻き込もうとしてるに・・・」 🎶🎵🎶 ピッ 「なんでいきなり切・・・」 「人生やりなおしてかけなおせ!」 ブツ ツーツー 「ふぅ・・・出掛けるか」 「ですね」 ガチャ ドアを開け鍵を閉める。 ボロロロロロロ 「こ、このエンジン音は・・・は、走れ慎二!」 「はいぃ!」 ボロロロロロロ 「国家公務員なめんなよ!」 ひき殺される勢いだ。 「死にさらせぇ!」 訂正だ。 ひき殺す気だ! ボロロロロロロ
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加