* 小春日

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~一ヶ月後〜 俺達のクラスは中旬にある体育祭に向けて燃えていた 約一名を除いて… 「なぁ…何で進藤は体育やらないんだろ。病気か?」 俺は走りながら横にいる友達に言う 「えー仮病じゃないのか?運痴だからそんな姿女子に見せられなぁ~い!!とか?」 「何でオカマ口調なんだよ…」 俺が飽きれていると後ろから 「え何何!!う〇こ!?」 「……」 本当馬鹿ばっかり… 「うおっはじめ!あれ見ろ!!」 仲間の一人に言われその方向を見ると、進藤が体育教師のムキムキ男 源内先生、通称”源さん”に怒鳴られていた うわ…すげー怒られてる… 進藤は面と向かっているが、何も言わずじっとしてるようだった 「進藤すげー…俺あんな怒られたらチビるぞ…」 「度胸あるなー、…何か一年の時のはじめを見てるようだな」 「うわ…思い出したくねぇこと言うなよ…」 俺も一年前、あの源さんが気にくわない時期があって体育の授業をおもいっきり遅刻してきた事があった もちろん進藤のようにガミガミ叱られたが、俺はひたすら源さんを睨んだ……そして…… 「…あのままじゃ進藤…」 俺は過去を思い出し、身震いがした バチンッ… 「来たぁーー!!!」 「源さん黄金の左ビンタぁ~!!!」 進藤はビンタをくらい、空高く………あれ?飛んでない 進藤はしっかりと両足で立っている あれ?俺の時はすっげー吹っ飛んだのに… 「きゃあっ!」 と叫ぶ女子と 「うおーーーっ!!!」 と歓声を上げる男子 「すげー!進藤つえぇー!!」 男子は全員プロレスでも観戦しているかのように盛り上がっていた 源さんは叩いた自分の左手を見つめた後、進藤に何か言い、進藤はスタスタと教室棟へと歩いていった キーンコーンカーンコーンーー 授業終了のチャイム 「うおぉー!!進藤の勝ちー!」 ガヤガヤと男子が騒ぐ中、俺は一人進藤の後を追った
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