始まりの夜

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いつも本を片手にしている子がいる。   常に、一人ぼっち。   友達はいない。   両親ともに海外出張で仕送りのみの生活。   その子は、悲しみを癒すために本を読む。   「あぁ、誰か来ないかなぁ」   そう呟いてから寝るのが、日課になっていた。
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