見下ろして

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こんな私に生きている意味があるのか? 世界に私の存在意義はあるのか? いつもそんな事を考えながら、虚無感に支配されたままの心を引きずって生きていたのだ。 ……そしてあの日……私は……。 そうか、思い出した。 もう限界だった。 大海原をあても無く漂流し続けるような人生に耐えられなくなっていた。 何もかもが嫌になってあの森に行ったのだ。 この無意味な人生に終止符を打つために。
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