プロロ―グ

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白を基調とした広い部屋。 何処か清潔感を漂わせる。 部屋の真ん中には、大きな机と椅子が一つずつ。 そのフカフカの椅子に腰を掛ける男の子。 「…次の飼い犬は?」 男の子は、妖しく笑った。 「こちらです」 一枚の紙がスッと差し出された。 紙をじっと見つめると、クスッと笑った。 「…ふ―ん。どうせすぐに捨てられるのにね」 目の前の渡されたばかりの紙を、クシャッと丸めた。
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