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よく晴れた休日。
今日は学校も休み。
俺はすることもなく一人暮らしのマンションのソファーで寛いでいた。
「ふぁ、、ねむ」
寝起きで冴えない頭で、暇だなーと思いながらカチカチとケイタイをいじっていると、ふと思い付いた。
...暇なら呼べばいいか。
そう思い付いて、愁は香織に送るメールを作成し始めた。
『眠い。俺の家』
正直これで伝わるかはわからないが、多分大丈夫だろ...と思い、そのまま送信する。
今頃、眠いなら寝ろ!!とか一人で突っ込んでんだろうな、、と思うと、なんだかおかしくて少し笑った。
メールを送ってすぐに、ケイタイが着信を告げる。
香織からだった。
「もしもし」
在り来たりな言葉で電話にでると、香織は少しふて腐れた様な声で、家を知らないと言った。
...あぁ。それもそうだよな。
愁は迎えに行くといって、待ち合わせの場所と時間を指定して電話を切った。
もとい、強制終了した。
現時刻、午前中11時。
待ち合わせの時間は午後2時。
...余裕とりすぎた。
待ち合わせまでの3時間を持て余した愁は、そのままソファーでうたた寝してしまった。
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