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『はぁ?
お前には関係ないだろ!
関係ないやつは帰るんだな。』
ユキナに話しかけた男がバカにしたようにいう。
『関係あるから出てきてんだろうが、お前はバカか?』
挑発するような言葉を負けじと発する。
『なんだと!
やるのか?
面白いやつだな。女の前だからってはりきっちゃって恥かいちゃうよ!』
バカにしたような口調でそう言った男が表にでろとアゴでしゃくった。
レナが慌てて止めに入るがもうすでに遅かった。
血の気の多い年頃のバカをやる人種に今、何を言っても無理というもの。
ぞろぞろと男達が店の外へと出ていく。
『ねぇ。
やばくない?』
顔をこわばらせながらきくレナにユキナが答える。
『ヤバイかもね。
どうする?』
『もし、あいつらに負けたら私たちもヤバイことになるよ。』
顔をひきつらせながらお互いをみる。
逃げ出したい衝動がユキナをおそった。だが外にいる仲間を置いて逃げるわけにもいかない。
二人は勝つことを祈るしかなかった。
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