紙ヒコーキ

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 ある晴れた日。退屈な授業抜け出して学校の屋上登ってみた。屋上の床に寝転んで空を見上げる。空はいつもと変わらない姿で俺の目に映っていた。  変な話だ。空は常に様子を変えて、同じときなんて無いのに。それでもいつもと『同じ』に見えてしまう。  きっと日常も同じことなんだろう。毎日毎日、本当は全く違うのに、同じこと繰り返してるように思える。  一度しかない時だから、この一瞬を大切にしろとよく聞くが、俺はまだそんなこと実感できるほど大人じゃない。  平凡な日常に退屈して、変わること恐れてるくせに変化を望む。そんな『普通』の人間だ。
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