始まった喜劇と終わった悲劇

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   体力の限界を感じて俺は自転車を止めた。そこにあったのは、小さな喫茶店だった。 「ふにゃあ」 「はあ……。何?」  喫茶店の入り口前に座っている。  えっ。何? 入れって事? 「俺、今金無いんだけど……」 「シャー!」 「すんません……。入ります……」  またしても引っ掻かれそうになった俺は、怖いので入ることにした。  次は血を見そうだぜ……。  ドアを押して中に入る。その時ドアについているベルが鳴るけど。  ……誰もいないのか? 人が出てこな……。    
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