681人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ微かに寒い外。
すぐに私の手は冷たくなった。
「はあ…」
どうあの人と接したら
良いのか分からない。
まああの人っていうか
火黎先生だが…
道を一歩一歩 歩く度に
昨日の記憶が鮮明に蘇る。
「ああいう告白…
初めてだったな」
意味の分からない
告白だったが、決して
嬉しくないわけではなかった。
ただ第一印象は悪いし、
中身も人柄も嫌いなので
絶対に付き合いたくはない。
「…男ってわかんない。」
そうボソッと言った瞬間、
「かっおっるこー!」
「ぐへぇっ!!」
毎日聞いてるあの声と
同時に力強く《首》を
抱きしめられた。
最初のコメントを投稿しよう!