居残り決定罰ゲーム

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    李夜はティッシュを取られて 鼻がムズムズするのか、 鼻を手で擦る。   「まあ、香杞が嫌なら そのまま振り続ければ 良いんじゃないの?」   「うっ…」   たまにコイツって サバサバした事を 言うんだよなー…   「確かにそうだけどさ…」   はあ…と、ため息を 一つゆっくり吐くと 李夜の一歩前を私は歩いた。   そんなこと誰よりも 物凄く分かっている。 しかしこれから何を されるか等が分からないから …怖い。   とぼとぼと歩いていると、 李夜に肩をポンッと叩かれた。   「心配するなって、 何かあったら私が アンタを守るから!」   そう言いながら ニッコリ笑う李夜。 普段は変な奴だけど やっぱりこいつが親友で 良かったなと思う。    
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