最後の日、始まりの日

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ごく普通の中学生佐藤愁(しゅう)は今日も退屈していた。 「はぁ…なんか面白い事とかないかなぁ?」 その問いに愁のクラスメイトの隼人(はやと)が答える。 「それなら何かクラブにでも入れよ、運動得意だろ?」 「う~ん、なんか面白くないんだよね、ホント言いにくいんだけど」 「そうかい、なら自分で勝手に探せよ」 このいつもの展開に慣れていたので隼人は軽く流した。 「はぁ~ホント勉強する気なんかないし何か見つけないとなぁ」 と、一人で悩むのがいつもの愁であった。 今日までは…‥
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