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庭へ行った
メアリーギルバート様に
待ち受けていたのは
残酷な現実でした。
「ジョージ!
あなたがお帰りに
なるのを待っていたわ!」
メアリーギルバート様が
口づけをされようとすると
グレイシー卿は
振り払われました、
「メアリー、すまないが
私はこのボストン滞在中に
ポッターソン夫人との間に
子どもが出来た。
ダニエルというね
私は彼女のもとに行く
今日で君と別れたい」
グレイシー卿は
メアリーギルバート様を
見つめていいました。
メアリーギルバート様は
悲しみの余り
涙を流し長い間
泣き続けました。
しかし泣いてる間に
沸々と怒りが
こみ上げてきました。
そして庭の木に
刺さっていた
斧を取ると
グレイシー卿が
後ろを向いている隙に
頭めがけて斧を
振り下ろしました。
美しく咲く白薔薇は
一瞬にして紅薔薇へ
変わりました。
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