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揺れ動く木のざわめき
空は星輝く夜という月。
けれど木の間からは
光がある。
どこから?
そして君は誰?
そう君だよ。撲を見ている。目の前にいる。なにかをとおして見ているんだね。
じゃぁこれから君は撲を信じて
撲は君を信じるよ。
1000回裏切られても
1001回信じるから。
それをこえても
信じるから、、、
「起きなさい!」
ガバッと布団をとられ撲はベッドから転げ落ちた。その行くさきには棚が、、、
ガッ!!!
「ぃっ!!?」
おもいっきりぶつけた。
「まったく、、、
朝ご飯さめるから
いそぎなさい!!」
朝、、、朝?
月輝く星夜が朝?
「撲、、君と話して
君どこ?撲は、、?」
高まる疑問、窓の外は晴天だ。太陽は輝き花は歌う揺れ、相変わらず雲は旅する。あの星夜は夢だったのか?君と出会い願いかわしたのは、、
「早く下りてきな!」
あ、朝ご飯、、
「はーい!」
あまり寝癖のない髪を少しだけ整えて、服を軽いものに着替えて部屋をでてすぐの階段を降りた。
そこにはできたての母のオリジナル、ビタミンたっぶりのフルーツスープだ。湯気がおいしそうにみせにおいがおいしそうに撲を誘う。少し眠いながらも椅子に座った。
それから両方のてのひらをあわせていう。始まりを。
「いただきますっ!」
母はいつものようウンウンとうなずいて朝とれたての野菜を洗い整えていた。
撲はスプーンを手を触れ、スープを飲み始める。甘くとろみのあるスープはとてもおいしく、手をとめることはなかった。
あぁ、これじゃぁ
すぐスープは無くなる。
そう思った、、
が、、
減らない。器には最初と同じ量。お腹はもういっぱいで限界なのに、、、
母は微笑む。
安心感ある微笑みは
不安感を初めて生んだ。
君なら、、どうする?
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