途中のはじまり

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「今にも君が離れそうな この夢を 決して 離したく…」 ないんだ。 カーテンを開けて 朝の光に目を細める 布団の中で そんなコトを考える 夢の続きを探す カーテンを開けて 朝の光に目を細める 夢のかけらを集めながら コーヒーをおとして 歯を磨く 朝が 確実に 自分を主張してる 鳥が鳴く 庭木 命が 目を覚ます 出来る限り 許される限りゆっくりと コーヒーを飲む 許される限り ゆっくりと 朝を 喜ぶ 許される限り ゆっくりと ゆっくりと 静かに 思い出の蓋を 締める コーヒーがあんまり苦くて 天気予報が終わる頃 苦笑いを一つだけ お決まりのように置いて 走り出す
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