プロローグ

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「そういうことなら…行ってもいい…」 「ホッホッホ、これで交渉成立じゃな。話は以上じゃ。明日には出発するんじゃぞ」」 レイは一度頷くと、その部屋をあとにした。 「レイ~帰ってたんだ!お・か・え・りぃ~」 後ろから叫び声とともに、弾丸の如く女性がレイに抱きつく。 「ラフィ姉…痛いから…」 ラフィと呼ばれた女性は、スラッと細身ながら、グラマーな体で顔もかなり綺麗だ。 「レイと触れてないと気が狂っちゃうよぉ。…それで、また任務??」 発言からすると離れる気はないようだ…。 「あぁ…学園に編入することになってな…あのじじいのせいでな」 それを聞いたラフィはすっとレイから離れた。 「ちょぉっと待っててね~あのボケ老人懲らしめてくるから…」 ラフィはカツカツと先ほどの部屋に入り、そのすぐ後に悲痛な叫び声がギルド中に響いた。
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