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「ごめんね…編入中止にすること出来ないみたい……でも手はうっといたから。」
ラフィは何やら怪しい笑みを溢す。
…深入りしないほうがよさそうだな。
「それで、明日学園に行った後、買い物行くんでしょ??」
「そうなるな」
「なら、私もいっていい??」
ラフィも背は高いほうだが、レイのほうが高いので自然と上目遣いになる。それに加え、ラフィはかなりの美人なのである。
普段のラフィは何とも感じないが、上目遣いが加わるとレイも断りきれない。
そもそも断る必要もないのだが。
「ああ、構わない。」
それを聞いたラフィは溢れんばかりの笑顔を浮かべ、レイに飛び付く。
「ありがとぉ~♪」
ラフィは猫のようにゴロゴロとじゃれながら抱きついているが、レイはいつものことのようで暢気に今日の晩飯のことを考えていた。
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