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尚も光り続ける魔法陣
刹那光を強くし、それと同時にレイの意識は違うところへと持っていかれた。
(…ここは?)
レイが立っていたはずの台座は雲のようなものへと変わり、辺り一面汚れなき白で統一されている。
ふと、レイの視線が1点に注がれる。そこには玉座らしきものがあり、白い髭を蓄えた威厳ある老男が座っていた。
どこかギルド長にも似ているが…
(威厳とかが段違いだな…)
など考えながら、玉座へと歩を進める。特に理由はないのだが行かなければならない気がして仕方なかった。
玉座の前までつくと、老いた男は目を細めてレイを隅々まで眺めている。
「ふむ…そなた名は?」
その声は頭に直接響いてきているのではないかと言うほど澄みわたった優しい声だった。
「…レイ=アルテミス」
「…そうか、そなたが…いや、申し遅れた。儂はアレス。力を司りしものじゃ。…レイよ、そなたは命を何と考える?」

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