英国紳士と鞘当て日本人

I LOVE U.K.2

英国で生活をして数週間，大分街にもなれ，毎日のように通ったコンビニの店員や多用させてもらった激安ファーストフード店のスペイン人のおじさんなど知り合いも出来始めていた。
その時点で生活は困らなかったが，行動範囲を広げたいと思うのは仕方ないことだろう。現地購入した地図を頼りに少しずつ行動範囲を広げていった。すると，当然の如く，残念な事態が起こる。所謂迷子というやつだ。泣いて親が迎えに来てくれた昔とは違う。しかし一人では帰れない。先ず今何処かがわからない。
仕方ないのでそこら辺に座っているお爺さんに話を伺う。ここで今まで意識していなかった事に気付かされることになった。