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「ファンクラブなんかどうでもいいよ。俺は認めてないんだから」
そう、そのファンクラブの存在も俺を悩ませる
あいつに存在を知られたらと思うと・・・・・・あっ、頭痛が・・・・
「なんだよぉ。ホントはうれしいくせにぃ」
そう言いながら憲は肘で俺をつついてくる
「ホントうらやましいよ。でもなんでお前なんかにファンクラブできたんだろうなぁ」
「俺が聞きたいよ」
「成績は中の上、容姿は別に普通。でも運動神経抜群で行事は積極的に参加。明るく誰にでも優しい性格。彼女だっているのによ。なぜっ?って感じだけどやっぱ去年の星城杯で大活躍だったからだろうなぁ」
星城杯っていうのはうちの学校の三大行事の一つで4日かけて行う球技大会
一日目はバレーボール
二日目はバスケットボール
三日目はサッカー
最終日に野球
総合優勝目指して学年関係なしで戦う
それで俺は去年全種目に出て総合優勝に貢献する活躍をしたわけである
「そんなんでできるかぁ?」
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