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と、突然…
(チュッ)
美香が智章の居る運転席側に身を動かし、その唇に向かってキスをした。
(!?)
ほんの一瞬…、僅かに触れた唇はお互いの顔を紅く染めていく。
「…智君…好き…」
智章はその返答の代わりに美香を優しく抱きしめる。
しばらくそのままでお互い瞳を閉じて黙っている。瞳を開けた二人はまた日常への日々が始まる。
(ずっと一緒に居れたら…)
お互いの気持ちは同じだ。しかし気持ちが言えないまま二人は日常へ戻っていく…
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