遭遇

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 ふと、下を見ると左側に駐車場があった。 「車が一台…。他にも客がいるのか。」  柊が呟くと、松木と田奈貴も気になり柊の隣に来て下を見る。 「本当だ。」 「でも、この部屋に来るとき人の気配すらしなかったぜ!?」 「ま、どっかいるんだろ。あ、」  柊はちゃぶ台に置いてある和菓子を見つけ手にとった。 「うまそ~。」  おもむろに口に含む。 「ぷ。それもそうだな。せっかくだから楽しむか!」 「そうだね!」  3人はちゃぶ台を囲んだ。 「てかこの部屋テレビもないのかよ!」  松木は辺りを見渡して言う。 「ここまで来てテレビ見るのもどうかと思うけどね。」  田奈貴は和菓子を口に含みながら言う。 「だな!これ食ったら旅館を探検しようぜ!」 「うん。」  松木と田奈貴の2人が話している中、柊は黙ってお茶を飲んでいた。 「おいしかった~!」  和菓子を食べ終わり、3人は部屋を出た。
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