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ジャー…
柊はトイレを済ませ、松木と田奈貴がいるであろう風呂場へ向かった。
「風呂場、風呂場と。どこだろう?」
柊はフロントで聞くことにし、フロントへ向かう。
すると、ふと人の姿が見えた。
「…山恵?」
柊は走ってフロントへ向かい女性に聞いた。
「今、部屋の方へ向かっていった人って…!!」
「なんですか?」
女性は柊を睨みつける。
「…だ、誰ですか?」
「教えません。ただ…『梅の間』に泊まられている方です。」
「…。」
女性の怪しげな対応に不審に思う柊。
しかし、女性の睨みに一歩引いてしまった。
「…分かりました。ありがとうございます。」
フロントから離れる柊。
女性と目を合わせていると精神がやられてしまいそうだった。
そして何歩か歩いて気づく。
「…。風呂場…。どこだ?」
しかたなく『柳の間』へ向かい松木と田奈貴に話をする事にした。
『梅の間』の部屋のことを。
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