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その後の話し合いで旅行の大まかな日程が決まった。
3月20日の朝駅前に集合し、柳旅館へ向かう。
そして旅館についたら、荷物を置いて町巡りをする。
1泊し、21日は、夕方まで旅館を満喫し、夜は旅館の近くで行われるお祭りに行く。
そして22日に旅館とさよならをして町巡りをして帰宅する。
といった日程だ。
「よーし!後は学校が終わるの待つのみ!楽しみだな!」
柊達は学校を出て帰宅している途中だった。
「今日のMVPは俺だな!」
今日の話し合いに貢献した松木が鼻高々に言った。
「明日雪かな~。」
「おいおい田奈貴。冬は終わったぞ。」
「そういうことじゃないだろ!やっぱ松木は松木だな。あはは!」
「柳旅館いけるといいな…。」
空を見上げて山恵が寂しげにいった。
「どうした山恵?」
心配する柊。
「か…感じる!」
「お、おい!」
山恵の体がガタガタと震える。
「山恵。オカルト好きにもほどがあるぜ?」
「なんか尋常じゃないね。」
遅れて山恵の変わった様子に気づく松木と田奈貴。
その帰り道、山恵は震えたままで何も喋ろうとしない。
3人共々心配し、山恵を自宅まで送り帰宅した。
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