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一週間後。
柊と松木・田奈貴は昼休み教室で弁当を食べていた。
「…ー。あ、そういや山恵のやつ。今日も休みだよな。もう一週間だぜ。」
松木が、柊と田奈貴が近所のコンビニの店長の笑い話をしている途中で話を切り出す。
「山恵か。考えてもしょうがねぇよ。オカルト好きにしか理解出来ないとこもあるって。」
「だって電話も出ないしメールの返事もないんだぜ?」
「…あの日からだよね。旅行の話をした日。」
3人そろって一週間前を思い出す。
「そういえばあいつ…言ってたな。」
「ああ…。」
「『感じる』てね。」
「あれは間違いなく霊的だよな。」
「山恵が言ったんだからそれしかないよね…。」
「気になる…。」
「今日帰り山恵ん家行ってみない?」
長期休暇している山恵を不振に思い、3人は放課後に山恵の家に行くことにした。
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