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「おーい山恵~!」
「叫んでも聞こえないよ。インターホン押さないと。」
「馬鹿松木!あはは~!」
松木は手で鼻をすすりながらインターホンを押した。
「…はい。」
女の人が出た。
山恵の母だ。
「あ、松木ですけど山恵幸之助くんいますか?」
「松木くん?幸之助のことならあがって話しましょう。」
そういうとドアが開いてそこに黄金色をした体の目が大きなチワワ犬を抱えた山恵の母が現れた。
「…あ。こんばんわ。夜分に遅くすみません。」
「馬鹿松木!まだ夕方だろ!」
山恵の母はにっこりと笑って
「どうぞあがって?」
と言ったので3人は言われるがままに玄関で靴を脱ぎ、長い廊下を渡り大きなリビングへと招き入れられた。
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