中学

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流石に警察は……と、思った俺は、向こうまで戻り、掛けようとした電話を寸でで止める。 (はぁ……、何でこんな事でやけになってるんだ俺。) 真剣な対応する自分があまりにも馬鹿らしく思えた。 どうせこれも冗談の一種。 俺を笑わせようとしているだけだ。 そう言う性格じゃないか、ヤバ髪は。 俺は諭す様に自分を納得させると、もう一度居間に戻る。 「あっ!?」 戻るとヤバ髪は一本一本、折っていたシャー芯を隠した。 しかもそれ俺の。 電話するより、走る方が早いか。 ――警察。
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