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「さっき、何しとたん」
俺はシャー芯を折っていた事を見ない事にして、ひとまず学校に向かう事にした。
――そして、からかうつもりで尋ねた。
ヤバ髪は明らかに冷や汗を欠きながら、しっかりしない声で、
「ほ、ほへ?
お、俺何もしてへんよっ」
あんためっさシャー芯折ってたやろ。
しかも一本、一本を丁寧にみみっちい作業で。
「よお、久しぶり」
不意に声を掛けられ、俺達は振り向いた。
「あっ、立て籠り(引きこもり)のたまちゃんだ!」
「いや、何がたまちゃんや。
某作品に出た覚えねぇッスから」
現れたのはニークだった……。
たまちゃん出て欲しかった……。
「ワロタ」
突然、ニークが言い出す。
「むしろお前にワロタ」
…………。
謎の通信の様だ。
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