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何で僕にこんな病気が付くの
『進行は･･･遅くは出来ますが･･･治すことは･･･』
『そんな‼
先生お願いします‼‼
お金はいくらでも払います‼‼
ですからどうか･･･どうか息子をっ･･･ぅっ･･･ぅぅっ』
『やめなさい･･･先生が頑張った結果何だ･･･』
お父様とお母様が悔しそうな顔をして泣いていた。
すごいリアルにまだ五歳に満たない僕の脳裏に焼き付いた。
まだ
生きたい
『生きたい』よ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ･･･
｢またか･･･｣
｢･･････麻弥･･･｣
｢巽様｣
｢薬飲むよ｣
｢‼･･･ありがとうございます‼‼｣
｢当たり前な事をしていなかったんだ、すまない｣
｢いえ｣
｢麻弥様には先程朝食をお持ちしました｣
｢ありがとう｣
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